9月1日(水曜日)「福祉のつどい2010」が、無事終了しました。
今年の暑さは尋常ではありませんが、本当にこの暑い中を、わざわざ足を運んで来てくださった皆さまに感謝いたします。
ありがとうございました。
もちろん、毎年来てくださる方に、喜んでいただけるように準備をしていますが、足を運んでくださる皆さんがいてこそ、この「福祉のつどい」は成り立つわけですから、本当に感謝いたします。
ありがとうございました。
では、「福祉のつどい2010」の報告をします。
◆第1部 第2次地域地域福祉活動計画中間報告
はじめに、計画の大まかな概略を説明した後、みんつくの3つのグループから21年度の取り組みを報告しました。
①グループAi
対応策「『福祉まちづくり財源』作りへの参加」から
・寄附機能付自動販売機の設置
・みんつくフリーマーケットの開催報告
・「ひまわりサロン」本リサイクルコーナーの報告
②チーム出会いde愛
対応策「親しまれる高岳福祉会館等複合施設へ」から
・「ひまわりサロン」開催の報告
・「かえるポスト」の報告
・「東区在宅サービスセンター愛称募集」の報告
③チーム支えあい
対応策「ご近所の見守りと助けあい活動の充実」から
・モデル事業Iさん(視覚障がい者)の取り組みについての報告
・「視覚障がいの方が地域で安心して暮らすために」の実演報告
各グループとも、パワーポイントをつかって、会場の皆さんに分かりやすく説明したつもりでしたが、いかがでしたでしょうか。
ラストの〆に、会場の皆さんと「ささえ愛の唄」を動作をつけながら歌いました。
歌詞を掲載します。
◆第2部 市岡裕子氏講演会報告
第2部は、市岡裕子氏の講演会でした。 「人生あきらめたらあかん!~足りないものに不平不満を言わず、有るものに感謝~」というテーマで1時間のお話でしたが、内容をざっと報告します。
聞き逃さないで、がんばって聞いたつもりですが・・・。
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市岡さんのお父さんは、吉本新喜劇の大スターとして「くっさ〜」「えげつな〜」などのギャグを生み出し、一世を風靡した〝奥目の八ちゃん〟こと岡八郎さんです。
その笑いの第1人者である岡八郎さんには、5人の愛人がいたり、暴力を振るったり、すごくわがままだったといいます。
市岡さんが高校生の時に、そんなわがままな父親岡八郎さんに尽くしたお母様がうつ病で自殺し、その母親を発見したのは中学生の弟だったと話は続きます。
その後、父親のアルコール依存症による新喜劇リストラ退団となります。胃がんで胃を全摘、そのうえ階段から転落して脳挫傷で、一時言葉が不自由になり、仕事はなくなりました。そして弟さんの死。
父親を恨み、学生のころ留学したことのある米国に渡り、ニューヨークのハーレムにある黒人教会でゴスペルと衝撃的な出会いをします。
キリスト聖書やゴスペルでの学びや気付きが、市岡さんの生き方を変え、父親を許すことができ、今の自分がいると結びました。
そして、私たちに、たくさんの言葉を伝えてくださいました。
その言葉には、人権を守る・尊重する願いもこめられていた。
以下、心に残った市岡さんの言葉を記載します。
・言葉は、ついつい気持ちを出してしまうので、言い方を間違えると相手を傷つける暴力になる。
・相手を喜ばせる言葉は、女性には「愛しているよ」で、男性には「素敵」とほめること。
・どんな時でも「夢」と「希望」を持ち続けること。
・自分のために、1日30分好きなことをしよう。お世話ばかりしていると参ってしまうから。
・子どもが甘えてきたときは、甘えさせましょう。ただし、物やお金を与えることでなく、「おかあさん」と言ってきたら、抱きしめてあげること。話をしてきたら、聴いてあげること。
・不平不満は、何も解決させない。ご飯が食べられること、眠れること、家があること、これは当たり前のことでなく、感謝をしなくてはいけない。
・自分のことを愛してください
そして、最後にアカペラで歌ってくださいました。
♪君は愛されるため生まれた♪は、心にしみました。
市岡さんの魂、ソウル、届きました。
会場にいる東区の皆さんは、ちゃんと受け止めてくれたと思います。
せっかくですので、インターネットで歌詞を調べました。
♪ きみは愛されるため生まれた ♪
きみは愛されるため生まれた
きみの生涯は 愛で満ちている
きみは愛されるため生まれた
きみの生涯は 愛で満ちている
永遠の神の愛は 我らの出会いの中で実を結ぶ
きみの存在が私には どれほど大きな喜びでしょう
きみは愛されるため生まれた
今もその愛 受けている
きみは愛されるため生まれた
今もその愛 受けている
最後に感想を。
子どもたちから「どうして生まれてきたの?」と聴かれた時、
また、自分自身が、「なぜ自分は生まれてきたんだろう」と疑問を持った時に、
私は、今自信を持ってこう答えます。
「愛されるために生まれてきたんだ。」と。
来年は、どんな講師をお招きするでしょう。楽しみにしていてくださいね。
もちろん、みんつくの報告も、趣向を凝らして用意しておきます。
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