みんつく一座&認知症講演会

3月7日(金)。
午後1時半から、東区講堂において、東区認知症講演会が開催されました。
講師に医療法人さわらび会福祉村病院伊刈弘之さんをお迎えし、「認知症を正しく知ろう~認知症の診断・介護の仕方」と題して講演がありました。
その後、お待たせいたしました!ということで、みんつく一座の寸劇「ごはんまだかね編」と「徘徊編」を公演してきました。

さて、伊刈先生のお話は、寸劇につながるとてもわかりやすいお話で、認知症についての正しい理解を私たちに提示してくださいました。

そこで、少し、ご報告を。

まず、伊刈先生は、口頭一番こう言われました。
「認知症は脳の病気であり、環境を整えれば、問題行動はなくなるのです。」と。
そして、こうも言われました。
「認知症は記憶が悪くなり、考えて判断して行動することが失敗していくのだが、情緒・感情は正常であり心は生きているのです。」と。
つまり、いやなことつらいこと、不快なことで、感情も怒りや不快を感じます。しばらくすると、いやなことつらいこと不快なことは忘れてしまうのですが、いやな思い、不快な感情はなんとなく残っていて、ストレスとなって、暴れたり、暴言を吐いたりするのだそうです。

続けて、認知症の主な種類を説明されました。
認知症の90%は、アルツハイマー型認知症、脳血管性型認知症、レビー小体型認知症の3種類で、その中でアルツハイマー型が一番多く、進み方は同じで、若い人ほど進み方が早いのだそうです。
初期は、日常よりも社会生活で失敗が多くなり、時間の感覚が鈍るのだそうです。
中期には、日常も季節感がなくなり、風呂を嫌がるようになります。聞く意味が分からないため、人の話を聞かなくなるのだそうです。
趣味に関心が無くなった時点で、アルツハイマーになっている可能性があるとも言われました。

治療としては、その人にとっての環境を整えることが一番であり、残っている能力でできるだけやってもらい、楽しい時間を増やすことが重要ということです。
対処法として、「大事なものを撮られたとき」「幻覚や妄想があったとき」など、どうするとうまく対応できるかを教えていただきました。
とにかく、理屈で説得するのではなく、話を合わせ、関心をそらし、忘れさせて、楽しいことに誘い、熱中しているときは、問題行動はとらないといいます。
退屈しているから、ほかっておかれているから、ストレスがたまっていると、なぜだか腹が立って、暴れてやろうかと思うようです。

具体的には、「財布を取られた」と毎日言う方には、週2回でも、デーサービスに行っていただき、楽しみを感じてくれたら、「取れれた」と言う機会が減った。
とか、
「病院に連れて行くときは、説得させるのでなく、「明日は食事に行くよ」と言っておいて、2人以上で付き添いながら、何食わぬ顔で病院に連れて行き、「どうして病院なのか?」と聞かれたら、「昨日約束したのよ、一緒に診察してごはんでも食べましょう」と、うそを言う。
とか、
「デーサービス」に行くのを渋る場合は、すべての用意をして、最初は一緒に行く。次は、一緒に行くが先に帰る。と、順番に慣れさせていくのがいい。
とか、
大変ためになる対処を教えていただけ、あっという間の時間が過ぎてしまいました。

そして、みんつく一座の公演です。伊刈先生のお話の流れにうまく沿った演目です。

声の通る口上から始まりました。

「ごはんまだかね編」は、何度も何度も「ごはんはまだかね。」と聞く認知症の方に、前半は悪い対応。後半はよい対応ということで、対応は、話をわせ、関心ごとをそらせ、部屋で昼寝をするように促してしまう内容です。

今回初めて披露する「徘徊編」も、名古屋市が昨年10月から取り組んでいる「徘徊高齢者おかえり支援事業」のPRになる演目です。

みんつく一座の特徴は、演ずる人とセリフを言う声優さんの2人3脚で行っていることです。
あえて、声優さんも舞台に上げて、演者さんの動きを見ながらアイコンタクトでセリフを合わせていきます。
なぜかというと、誰でも演じれるように考えた手法です。

本番に強い女優陣の熱演で、稽古以上のパフォーマンスをお届けすることができました。
観ている方たちに、講師のお話を具体的に演じて伝えることができたとしたなら本望です。

講演会の大切な時間を頂き、パフォーマンスさせていただきましたこと感謝いたします。
ありがとうございました!!

そして、新しい演目も稽古いたします。
機会がありましたら、みんつく一座は、駆けつけてまいりますので、

どうぞ、

すみからすみまで、

ずずずいーと、

おんねがい、

たてまつりまする。

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