旧豊田佐助邸塀の修理

By , 2021年1月13日 9:49 PM

2021年の新しい年を迎えました。増え続けるコロナウィルス感染者にとうとう愛知県にも緊急事態宣言が発令され「東区を歩こう!」もやはり足並みが遅くなるようです。
主税町三丁目にある旧豊田佐助邸の前を通ると塀の修理が行われていました。通常は公開(月曜日休館)されていたのですが、昨年末から3月半ばまで休館ということです。この邸宅は自動織機の発明で名をなした豊田佐吉の弟、豊田佐助の邸宅として大正12年建築の和館とそれ以前に建てられていた洋館からなっています。現在は所有者のアイシン精機から名古屋市により維持管理されています。石造りの門には門を覆うような見越しの松があったのですが、少し奥に移植されていました。こんな老木を移し替えても再生するのか心配で見守っていきたいです。左手の袖には結構古い梅が植えられていましたが取り払われていました。もうすぐ梅の開花が楽しめたのと思うとちょっと残念です。

IMG_6173.jpg佐助邸工事 IMG_6179.jpgみこしの松
 白い養生塀におおわれて中の植栽も間引かれています  奥に移植された見越しの松

 ★右のカテゴリーから「町並み保存地区、施設、建物」olderから「主税町町並みその5 旧豊田佐助邸」も併せてご覧ください。

町並みの移り変わり(続11)

By , 2020年12月27日 8:58 PM

禅隆寺の山門改築その後

今年も後わずかで新年を迎えます。町並みの移り変わりも古い家が取り壊されマンション化、老朽化した寺の山門の改修など変わる町並みの様子をお伝えしていますが改築中の様子も見て行きたいと思います。
飯田町バス停前の禅隆寺は毎年紅葉が美しく紅葉狩りの人々や写真愛好家が集いシャッターを切る姿がありました。今年は残念ながら2月頃から始まった山門と塀の改築のため、訪れることは出来ませんでした。清須から移築した山門は400年の年月でとうとう新しく建立されることになりましたが後世に残るものとなるでしょう。完成は年末の予定だったそうですが、やはり宮大工さんの手作業ではなかなか進まないそうです。それでも葵の紋の瓦、懸魚、「興」と読める鬼瓦等を見ることが出来ます。3月のお彼岸には完成?などとお庫裏様からお聞きしました。(続6もご覧ください)

禅隆寺 IMG_6120.jpg禅隆寺山門 側面
 少し全体が見えてきました。軒瓦には葵の紋 鬼瓦「興」の文字は宗興山の山号からかな?



芭蕉発祥の地 久屋大通パーク

By , 2020年12月4日 4:33 PM

「東区を歩こう!」を一か月もお休みしてしまいました。
コロナ感染予防のため、少しは自粛もありました。これからももう少しゆったり歩くことになりそうです。
テレビ塔周辺は久屋大通パークとして整備され、9月18日にオープン生まれ変わりました。テレビ塔の足元にある「芭蕉発祥の碑」は以前と変わらず同じ位置に残され、今迄素通りされたこの碑に足を止める人が見られるようになりました。
この地は貞享(じょうきょう)元年(1684)芭蕉が「野ざらし紀行」の旅の途中名古屋に立ち寄り、土地の青年俳人と七部集の第一集「冬の日」を興行したところといいます。
今まで言葉の遊戯でしかなかった俳諧を芸術の領域まで向上させたという句集でこの歌仙を興行した場所を「芭蕉発祥の地」とよんでいる。その場所がテレビ塔東北、宮町筋久屋町西入る南側にあった「傘屋久兵衛宅」という。この碑の場所辺りがその邸宅で昭和41年3月までここは東区久屋町であった。現在は町名変更で中区丸の内三丁目となっている。
又、この碑の右には平成4年、「野いち会」により設置された「名古屋三俳人句碑」があり、寛政の三大俳家の一人とされた東区泉2丁目の大光寺に隣接して居住した「井上士朗」の名も有ります。

IMG_6079.jpg芭蕉碑 縮小 IMG_6086.jpg名古屋三俳人
「芭蕉発祥の地」と記された碑 右には「名古屋三俳人句碑」がある

 ★参考資料 ひがし見聞録 テレビ塔設置の標札

町並みの移り変わり (続10)

By , 2020年11月3日 4:24 PM

主税町の私邸
東区の町並み保存地区は通るたび、様子が変わり旧宅が取り壊されています。江戸時代は武家屋敷、大正から昭和の初めにかけては企業家たちの邸宅が建ち並ぶ一帯でした。一番に感じるのは何処の家々もその敷地の広さです。幸い昭和20年の戦災も逃れその時代に建てられた邸宅も残っています。橦木町の「文化のみち橦木館」主税町の「豊田佐助邸」などはその一部で、現在はその家の方々が住むのではなく一般に公開されています。私邸もまだ残されてはいますが8月末黒塀に囲まれたある邸宅が取り壊され始め、内部の家の様子が見ることができました。洋館と和館が併置され、黒塀の黒門を通り抜け又小さな門をくぐると和館の横に玄関がしつらえてあるようでした。全く「橦木館」を同じ造りであることを感じ昭和の初めに建てられたのかと想像が出来ます。えっ、又マンションかと思いきや、HR私邸の工事標札を見て安堵しました。どんな邸宅に生まれ変わるのか、時代の流れを受け止めています。

IMG_5799.jpg堀内邸黒塀 IMG_5811.jpg黒門
黒塀に囲まれた私邸 この黒門の中の家はどんな家?といつも思っていた
IMG_5815.jpg洋館と和館 IMG_5804.jpg内玄関
洋館と和館が併設されていた 上の写真黒塀の奥の通り庭
IMG_5955.jpgHR邸新築工事 IMG_6014.jpg新築工事、蔵
綺麗に整地されその広さは凄い! 白い工事囲いの奥の蔵とその隣の建物は残された


 

 

松山神社例大祭

By , 2020年10月14日 7:30 PM

泉3丁目2(旧飯田町)の松山神社では毎年恒例の例大祭が10月14日夕刻6時から執り行われました。かつては旧鍋屋町の子供みこしも松山神社に揃い、夜店も出てにぎやかなものでした。年々こうした行事の簡素化、子供達の関心の薄れから最近では例大祭のみとなりました。それでも昨年までは金魚すくい、カラーボール等氏子役員さんが色々楽しみを考えていたようでした。大人にはお神酒、甘酒も振る舞われたのですが、今年はコロナウィルス感染防止から行事も縮小、太鼓の音と神楽だけは昔と変わらない大祭の様子を伺うことが出来ました。

IMG_5960.jpg松山神社 IMG_5961.jpg松山神社 稲荷神社

 

徳川園観月会

By , 2020年10月2日 4:58 PM

徳川園の 中秋の名月

IMG_5911 10月1日は中秋の名月でした。徳川園で「夜に憩う夕涼み」と題して9月30日と10月1日に観月会が催されました。
龍仙湖に和船を浮かべ、ススキ,リンドウなど秋の花とともにお団子が飾られライトアップに浮かび上がっていました。
10月1日は雲一つない天気となり、東の空からだんだん高くなって南に移動していく満月は龍仙湖の周りどの角度からも眺める事ができました。徳川園のはからいで見どころスポットには縁台も設けられ来園者は心ゆくまでこの満月を眺めていました。月に描かれたウサギも良く分かります。
写真は龍仙湖に浮かぶ和船と灯りのある観仙楼、満月です。 

 

IMG_5935.jpg徳川園黒門 IMG_5928.jpg月見舟
 徳川園黒門の屋根に浮かぶ満月   龍仙湖に浮かぶ和船にはお団子と秋の花。


旧名古屋テレビ塔リニューアル

By , 2020年9月22日 2:14 PM

名古屋テレビ塔は昭和29年に日本初の集約電波塔として完成、高さは180m、東京タワーの333mには及びませんが平成17年には国の登録文化財に指定された歴史的建造物です。昭和34年には久屋大通が建設され中央帯が久屋大通公園、その東と西に100m道路が設けられました。東の道路が東区と中区の境界となります。9月18日リニューアルされたテレビ塔がオープン、地上90mのスカイデッキからこれもリニューアルされた久屋大通パークの芝生広場、テレビ塔が移り込む水の水盤を見下ろしました。現在「ヒサヤオオドオリパーク」は北は外堀通りから錦通りまで約1kmですが南の矢場町まで中央帯は続きます。

IMG_5852.jpgテレビ塔説明版 IMG_5874.jpg登録文化財
  テレビ塔付近に設置された「かつてここから見た久屋大通」  エレベーターの前に掲げられた国の登録有形文化財
IMG_5876.jpg水の水盤 IMG_5878.jpg展望台からのオアシス21
 テレビ塔南に設けられた水盤にはテレビ塔が移り込むしかけ   スカイデッキの南東には「オアシス21」が真下に

町並みの移り変わり(続9)

By , 2020年9月9日 2:25 PM

大光寺の山門
大光寺山門が建て替え中の記事はこのブログで6月16日にアップしました。予定より少し遅れ8月半ば頃に完成しました。屋根の軒瓦と鬼瓦にあたる部分には輪宝紋という紋瓦が使われました。車輪に槍が6個又は8個あり輪宝は法輪とも言われ、インドの伝説上の転輪聖王(てんりんじょうおう)が開いたと伝わりこの輪宝を転がして悪を砕いたという説をお釈迦様が継承され、仏教のシンボルとなって広まっていきました。輪宝紋は日本にも仏教伝来とともに伝来し、日本で最も古いものは薬師寺に釈迦の足跡を石に刻んだ「仏足石」がありそこに輪宝紋が刻まれています。仏像を祀ることがなかった時代、信仰の対象としたもので側面の銘文には753年と刻まれています。大光寺の山門は多くの寺にあるように雨樋を使わず昔の形式を取り入れたということです。 昭和40年本堂が建て替えられ、インドのバゴダ(仏塔)風様式で建てられた本堂入口にもこの輪宝紋が金色で飾られています。

IMG_5823.jpg軒瓦 IMG_5802.jpg鬼瓦 輪宝紋
  山門の軒瓦の輪宝紋 雨どいは無い   6個の槍が付いた輪宝紋
IMG_5820.jpgサイズ、カラー補正 IMG_5803.jpg本堂輪宝紋
  本堂全景  入口の上に輪宝紋がある    本堂入口にの輪宝紋 ここは8個の槍

 ★参考 大光寺住職様のお話し、インターネット  

オアシス21のライトアップ

By , 2020年9月1日 1:27 PM
IMG_5788.jpg縮小 8月31日の名古屋の最高気温は37.8℃でした。連日の猛暑の中、新型コロナ感染防止で多くの規制が続きます。夜の久屋大通付近の飲食店は営業時間短縮、それと同時に「テイクアウト出来ます」の張り紙が各店頭に張り出されいつもの光景と違った感じを見ます。テレビ塔、オアシス21は夜8時になるとライトアップされ、コロナの感染状況に合わせて色が変えられています。5月22日にこのブログにアップしたテレビ塔、オアシス21はブルーでしたが、愛知県でも感染者が増え、オレンジから赤に変わりました。8月24日愛知県の緊急事態宣言が解除され、再びオレンジになりました。オアシス21の「水の宇宙船」の周りは涼を求めて人々が密にならないようベンチに座ったり、散策をしていました。

町並みの移り変わり(続8)

By , 2020年8月28日 9:28 PM

禅隆寺山門改修 その後
禅隆寺の山門がとうとう取り壊されてしまいました。清須から移築した山門は第二次世界大戦の空襲も逃れ、築400年以上も耐えてきましたが老朽化により建て替えられることは7月15日の記事でアップしましたが、その山門が無くなってしまいました。あの立派な山門から覗く秋の紅葉は名古屋市内で見られる紅葉の名所で見事でしたが、今年だけは我慢です。年内には立派な山門が完成また新しい年を刻むことでしょう。

IMG_5758.jpg禅隆寺 縮小 IMG_5764.jpg 三門内部から
パイプが置かれた台は山門のあったところ  内部から元あった山門を見るが、無い無い!

 

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