句碑・石碑を見つけよう! (No.5)

By , 2015年4月24日 8:19 PM

「圓明寺のむくげ塚」 泉三丁目

 DSC00272圓明寺山門縮小
N0.4で紹介した大光寺から東へ150m程行った旧鍋屋町通りに圓明寺があります。浄土宗、東本願寺の寺です。もとは伊勢長島の松ヶ島にあったが、名古屋城開府以来長島町より名古屋へ移る人が多く延宝3年(1675)現在地に堂宇を移したという。名古屋城城下図を見ると名古屋城の南に出来た碁盤割りに長島町、桑名町という町名があります。この町名は長島町から多くの人達が移り住んだことから付けられたといいます。
この圓明寺の境内に「川島不究」の句碑「むくげ塚」があります。
DSC00268圓明寺境内縮小 DSC00269川島不究句碑
    圓明寺境内西にある「むくげ塚」            昭和31年4月15日建立

不究は明治22年名古屋市西区藪下町に生まれ、連句道において名古屋で本格的な達人であったという。他に謡曲(宝生流)、製陶(楽焼)を趣味としていた。昭和31年句集である著書「藪虱(やぶじらみ)」を刊行、同年圓明寺の檀家であったことからここに句碑を建立したといいます。
「木槿いつか はなびら畳み 月涼し」

この句は津島宵祭りに行った時詠んだもので夏の季語である木槿は夕方にはしぼむ一日花です。そんな木槿がしぼむ頃はもう涼しくなっていると詠んだものでしょうか?

不究の著書「藪虱」は何と変わったタイトルかと思っていたが、不究の後書に次のようなことが書かれていました。
(ヤブジラミは藪あたりに生えて録さま花らしい花もつけず、惨めに枯れてゆく姿が、私の生涯に似ているような気がする。)ヤブジラミという名の植物をここで初めて知りました。
参考図書  「山吹のあゆみ」 「藪虱」

Leave a Reply

Panorama Theme by Themocracy