東区寺巡り(No.10)

By , 2018年12月25日 8:44 PM

徳興山建中寺 筒井一丁目
今年最後の「東区を歩こう!」は少し足を延ばして東へ国道19号線を渡り建中寺の紹介です。この寺は慶安4年(1651)尾張二代藩主徳川光友が父である藩祖義直の菩提を弔うため創建したもので尾張藩の菩提寺、浄土宗の寺です。今から実に367年前に創建されました。江戸時代には4万8千坪、周囲に石垣と溝を巡らした厳重な構えで総門、三門、本堂、経蔵、歴代藩主の御霊屋が建立されました。しかし、天明5年の大火(1785)で総門、三門その他一部を残して焼失しましたがその2年後の天明7年には本堂、経蔵などが再建され、現在に至っています。現在の敷地は約千坪、建中寺の三門南側の道路から総門までは戦後の復興で名古屋市に買収され、建中寺公園として市民に親しまれています。名古屋市立あずま中学、東海学園中高等学校も江戸時代は建中寺の敷地でした。
本堂は間口27m、奥行25m、建坪210坪に及び、木造の本堂としては名古屋市最大級で「名古屋市指定文化財」に指定されています。

今年も後わずか、建中寺では大晦日に除夜の鐘がつかれ、一般参拝者が鐘をつくことが事が出来ます。今年も12月1日から100円で配布される参加券はすでに完売となったようです。大晦日23時30分から始まり観覧することが出来ます。今年は是非建中寺の除夜の鐘を聞きながら新年を迎えてはいかがでしょう。この一年ブログを愛読いただき有難うございました。来年も「東区寺めぐり」は続きます。又ご一緒に歩きましょう。

IMG_3067総門 IMG_3070三門
IMG_3075本堂 IMG_3076山門葵
上段は建中寺公園南の総門・ 下段は本堂 上段は本堂前の三門・ 下段は葵の家紋のある山門扉

★参考資料 名古屋市史寺社編 ひがし見聞録

東区寺巡り(No.9)

By , 2018年12月13日 6:36 PM

東岳山長久寺 白壁3丁目
東区の紅葉もそろそろ見納めとなります。本題の東区寺巡りに戻り、今回は禅隆寺を北へ(早咲き桜みち)基幹バス通り(左に金城学院高校)を渡り200m程の「長久寺」の紹介です。昭和50年代の町名変更により、長久寺町から白壁町になりました。この寺は慶長15年(1610)の清須越により現在地に移され、名古屋城の鬼門鎮護の寺とされました。真言宗智山派、本尊は不動明王です。表門は豪華な一間薬医門で清須から移したものです。名古屋城の東にあるこの地は北と東に坂や崖があり、特に北を見ると今でもその名残はありますが当時は見晴らしの良い高台となっていました。そのため尾張名所図会(おわりめいしょずえ)には「長久寺八景」と称した景勝の地として描かれています。
境内には将棋駒形の供養塔「庚申塔(こうしんとう)」が祀られ、江戸時代盛んになった庚申信仰による三匹猿「見ざる」「言わざる」「聞かざる」が石碑に浮彫されています。江戸初期の寛文8年(1688)の刻印があり、昭和53年には「市指定文化財」となりました。毎年8月の夜には庚申まつりが行われています。

IMG_3047長久寺正門 DSC01123庚申塔縮小
 清須から移された薬医門       うずくまった鬼の上に本尊の青面金剛の像が
三匹の猿を従えている。

★参考資料 ひがし見聞録 長久寺縁起

禅隆寺紅葉

By , 2018年12月2日 5:29 PM

禅隆寺枯山水庭園縮小禅隆寺紅葉便り
禅隆寺は名古屋市内で見られる紅葉の名所です。手入れも大変行き届きいつでも自由に山門をくぐり紅葉見物ができます。例年11月末から12月初めには綺麗に色づき山門右手の紅葉は見事です。今年は色づきが遅くまだ1週間ほどは見頃です。庭には「山水菩薩庭園」と名付けられた枯山水の庭園があります。これは仏教の心構えを庭に写し、本堂側から見ますと川の中央の石橋を渡ると、下を流れる川により二つの世界に分けられています。向って左側が現生で右側が極楽浄土となっているそうです。右の極楽浄土には三尊席(さんぞんせき)という三つの石が拝され、中央の高い石が観音菩薩像を表しているそうです。様々な苔も素晴らしく紅葉を愛でながら足元の枯山水庭園にも是非目を向けて下さい。この上の写真が「山水菩薩庭園」です。

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