町並みの移り変わり (続10)
主税町の私邸
東区の町並み保存地区は通るたび、様子が変わり旧宅が取り壊されています。江戸時代は武家屋敷、大正から昭和の初めにかけては企業家たちの邸宅が建ち並ぶ一帯でした。一番に感じるのは何処の家々もその敷地の広さです。幸い昭和20年の戦災も逃れその時代に建てられた邸宅も残っています。橦木町の「文化のみち橦木館」主税町の「豊田佐助邸」などはその一部で、現在はその家の方々が住むのではなく一般に公開されています。私邸もまだ残されてはいますが8月末黒塀に囲まれたある邸宅が取り壊され始め、内部の家の様子が見ることができました。洋館と和館が併置され、黒塀の黒門を通り抜け又小さな門をくぐると和館の横に玄関がしつらえてあるようでした。全く「橦木館」を同じ造りであることを感じ昭和の初めに建てられたのかと想像が出来ます。えっ、又マンションかと思いきや、HR私邸の工事標札を見て安堵しました。どんな邸宅に生まれ変わるのか、時代の流れを受け止めています。
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黒塀に囲まれた私邸 | この黒門の中の家はどんな家?といつも思っていた |
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洋館と和館が併設されていた | 上の写真黒塀の奥の通り庭 |
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綺麗に整地されその広さは凄い! | 白い工事囲いの奥の蔵とその隣の建物は残された |