Category: 思いつくままに
オオカンサクラの話
今年の冬は寒さが厳しかったため桜の開花も遅れているようです。名古屋でいち早く咲く東区泉2,3丁目(地下鉄高岳)桜通りから北へ続く約1kmはオオカンサクラの並木道です。桜通りに近いオオカンサクラは古木のため、倒木の危険があるということで昨年末取り払われてしまい、写真のような立て札が立てられています。現在立て札が2箇所、そして古木に代わって少し離れて若木が2本植えられています。
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立て札の横には3月11日(日)に行われる「名古屋ウィメンズマラソン2012」の予告がありました。この桜通りを往路西へ、復路東へ走る女子マラソンの応援に出かけ、このオオカンサクラの花見も出来ると良いのですが、今年はちらほらかもしれません。
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植え替えられた若木です。 この並木道を北へ行くと「文化のみち二葉館」があります。 二葉館前のオオカンサクラは二葉館が開館した平成17年に植えられたもので大きくなってきました。 |
★シリーズで投稿していた「屋根神様」を見つけよう!」は12回で終りとなりました。まだ他にもあるかも知れませんがどうもこれが屋根神様という確信がとれずこの回で終了とさせて頂きます。
次回は色々考えた結果、全国の寺社に灯籠、狛犬などの石造物を寄進した名古屋市西区出身の伊藤万蔵さんの寄進物を取上げてみたいと思います。でも伊藤万蔵さんを知っていますか?第1回は万蔵さんの紹介、その後万蔵さんが東区に寄進した石造物を見つけ、シリーズで発信したいと思います。
保存樹木
ページ部分の「保存樹」について約1ヶ月かかり取材、投稿となりました。東区にある保存樹47本、保存樹木7本、計54本(実際には1本見つかりませんでした)すべて見てきましたが、今回初めて知ることが有りました。指定は昭和49年から56年までにされたもので30年以上も経過していますので、その後管理が行き届いて立派に成長しているところ、又逆に枝がバッサリ切られ、樹木の周辺は雑草が一杯のところもありました。要するに保存樹の指定の条件を満たしていないのです。「都市の美観風致を維持し貴重な緑を未来へ引き継ごう」から残念ながらはずれている樹木について再度調査が必要と痛感しました。
次は「東区の名木」から「みどりの協会」が選んだ樹木と「WALKER」が独自に選んだ樹木を記載したいと思います。
★写真は昭和52年指定「第29号」徳源寺のクスノキです。良く手入れされ立派に成長しています。
秋の七草
今日、中日新聞朝刊に「秋の七草 影薄く」というタイトルの記事がありました。秋の七草とは「ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ」です。徳川園黒門口の通路両側にも秋の七草の寄せ植えの鉢がいくつか置かれています。残念なことに園芸種として育てた苗を移し植えただけなので根の定着も悪く、みずみずしさがありません。新聞によると河川敷で良く見られたフジバカマも護岸工事などで「準絶滅危惧」種に。キキョウはさらに心配な「絶滅危惧」種入りということです。確かにキキョウは園芸店、良く手入れされた庭でしか見ることは出来なくなりました。千年以上も前に「万葉集」で山上憶良が歌に詠んだ「秋の七草」が消えつつある現在、秋の七草は遠い存在となり、野の花で秋の風情を感じることはだんだん少なくなるのでしょうか。
徳川園「瑞龍亭」茶室には現在、ススキ、ハギ、フジバカマが見られます。是非観賞にお越し下さい。
★秋の七草の覚え方
オ ス キ ナ フ ク ハです。「オ、オミナエシ」「ス、ススキ」「キ、キキョウ」「ナ、ナデシコ」「フ、フジバカマ」「ク、クズ」「ハ、ハギ」覚えてみてはいかがでしょう。
ホームページのテーマを変えました
東区の景観をパノラマ写真に撮り、あちらこちらをヘッダーに載せていきたいと思います。これからも引き続き「東区を歩こう!」を読んで下さい。