Category: 施設、建物

橦木町町並み9  文化のみち二葉館

By , 2010年9月8日 8:18 PM

 町並み保存地区、橦木町の東の端には「文化のみち二葉館」があります。赤い瓦がひときわ目立つ建物です。大正9年東区東二葉町に建設され平成12年には名古屋市に寄贈され同17年愛知万博にあわせて橦木町に復元移築されたものです。ここは電力王と言われた福沢桃介と日本初の国際女優、川上貞奴が大正9年から15年までの6年間と共に暮らし、中部財界人のための社交、商談、接待に使われたといわれています。ステンドグラスのある応接間は見事で、シンボルともなっています。

★2月28日から今日まで約半年に亘って町並み保存地区にある白壁町、主税町、橦木町を歩いてきました。今回で「町並み保存地区シリーズ」は終わりとなりました。見どころ一杯の東区を又シリーズで歩いてみましょう。

橦木町町並み7  山吹小学校

By , 2010年8月31日 8:58 PM

 東区は文教地区であります。愛知一中、県一高女、市三高女、名古屋中学、金城学院、東海学園など今は移転、合併、名称など変わってはいますが沢山の学校が集中しています。
 その中で山吹小学校の歴史は古いものがあります。明治20年、前年に発令された「小学校令」に基づき「棣棠尋常小学校」(ていとうじんじょうしょうがっこう)と改称、明治28年にはそれまで東片端(逓信病院あたり)にあった学校は橦木町に移転しました。昭和22年「学校教育法」の施行により「山吹国民学校」は「名古屋市立山吹小学校」と改称して今日にいたっています。2008年ノーベル物理学賞を受賞された小林誠教授はこの小学校の卒業生です。

橦木町町並み5  元矢田績邸

By , 2010年8月20日 11:38 AM
 この建物は大正14年建設、三井銀行の社宅として支店長であった矢田績が居住。邸宅は橦木倶楽部と呼ばれ、豊田利三郎、福沢桃介らも訪れ賑わったという。木造2階建て1階は洋間が多く、戦後は米軍に折衝されたことがある。現在は個人の住宅となっている。

 めったに開いていない門ですが丁度通りかかった折、失礼して写してきました。門から玄関まで車が乗り入れることが出来る立派なお屋敷です。
個人のお宅となっていますので見学には配慮下さい。

矢田 績(やだ せき) 万延元年(1860)~昭和15年(1940)

Scan1 和歌山県に生まれ、慶応義塾で学び、三井銀行に入行。10年間名古屋支店長に就任。名古屋経済界への助言・人材の発掘・中央への紹介・文化の向上に尽力。再度来名の後、東区橦木町に永住。大正14年(1925)私財を投じ名古屋公衆図書館を武平町に開館。昭和14年(1939)名古屋市に寄贈。後に栄図書館と改称。昭和40年(1965)西区へ移転し、西図書館となった。矢田績翁の胸像は、同図書館2階の庭園内にある。
「魅力ある東区の町並み」より近代東区ゆかりの偉人を参照しました。

橦木町町並み3 伊藤家住宅

By , 2010年8月16日 4:29 PM

 大森家との閑所を隔てた東隣に伊藤家の住宅があります。大正期に建てられた木造平屋建ての母屋とその後に増築された木造二階建ての住宅です。玄関はこの閑所に設けられ、橦木町筋は駒寄せのある塀となっています。この駒寄せの足元には平成5年指定された都市景観重要建築物の銘板が埋められています。ここは現在伊藤家ではない方がお住みのようです。見学の折は個人のお宅ですのでくれぐれもご配慮ください。

   

橦木町町並み2 大森家住宅

By , 2010年8月14日 11:26 AM

 「橦木館」のステンドグラス紹介ですっかり道草してしまいました。改めて「町並み保存地区」内にある橦木町を西から歩いてみましょう。
 この大森家住宅は大正5年(1916)頃建てられた木造平屋建ての住宅で、100石未満の武家門の構えである棟門(むねもん)と、白い漆喰塗りと竪羽目板となっている塀、駒寄せなどが見られ当時の姿が残されています。東側面には次回紹介する「伊藤家住宅」との間に閑所(かんしょ)が設けられています。
 現在も保存に協力的なご子孫のおかげでこうした建物を見ることができます。見学の折にはプライバシーの配慮を是非お願いします。

★閑所(かんしょ、かんじょ)とは「広辞苑」によると人気の無い静かな場所と著されているが、そうした狭い道、路地が行き止まりになっているところを言うらしい。

 
この大森家住宅は平成5年(1993)都市景観重要建築物に指定されました。玄関石段の左端にはこのプレートが埋め込まれています。
 

 

橦木館のステンドグラス 5

By , 2010年8月8日 9:40 PM

2階西側の娯楽室とサンルームの間にはトランプやチェスをモチーフとしたモダンなステンドグラスが飾られています。かつて海外からのバイヤーがトランプやビリヤードのゲームに興じたことを連想させます。このステンドグラスだけは戦時中も外されることはなかったということです。

 このサンルールは床を網代模様のタイル貼り、腰壁にはスクラッチタイル、南面には観音開きの窓を設け、明るく開放感に溢れる造りとなっています。
角に置かれた写真はこの家の持ち主だった井元為三郎が昭和3年ロサンゼルスへ出かけた折、ダチョウに乗った写真です。

橦木館のステンドグラス 4

By , 2010年8月3日 10:13 AM

  洋館1階にあるステンドグラスは今回の紹介で最後です。玄関ホールの扉にはアール・デコのデザインを取り入れた素晴らしいステンドグラスを見ることができます。

 

平成19年取り外されていたステンドグラスが洋館2階に展示されました。中央にあるのが化粧室入り口、両側にある縦長のステンドグラスが玄関扉にはめ戻されました。

縦長のステンドグラスは玄関ホール扉にはめ戻されました。アールデコ調の直線を生かしたデザインが取り入れられています。

橦木館のステンドグラス 3

By , 2010年7月29日 10:19 PM

 洋館1階南側の部屋は応接室、北側の部屋はかつては食堂でした。応接室の西側テラス扉上部には、つがいの鳥を対称形に配置した3枚のステンドグラスが飾られました。この橦木館のメインともなるステンドグラスです。

     リニューアル以前の応接室     平成21年7月からはレストラン
   平成19年木枠をつけて展示されました    この鳥はムクドリと言われています

 平成21年リニューアル後は応接室、食堂と併せてレストランが開業しました。ベランダテラスに出て緑豊かな庭を観賞しながら、ランチ、ティータイムはいかがでしょう。

レストラン「カフェ・ラ・リーシュ」のランチ、「トマトソースのパスタセット」です。他に「クリ-ムソース のパスタセット」が1.300円。「野菜カレーセット」「ハヤシライスセット」が1,200円です。都会とは思えない落ち着いた雰囲気が素晴らしいレストランです。家具、テーブルなどもマスターのこだわりの品々です。もちろんこのブログはこのマスターに了解済みです。

橦木館のステンドグラス 2

By , 2010年7月26日 9:05 PM

  橦木館玄関ホールは赤い絨毯が敷き詰められ、扉や下がり壁にもアールデコのデザインのステンドグラスが飾られています。階段脇の化粧室入り口上部にはイチョウの木の枝にとまるつがいの青い鳥をデザインしたアーチ状のステンドグラスがステキです。

リニューアル以前の化粧室入り口            リニューアル後
    階段脇にある化粧室です   平成19年11月洋館2階に展示され
  ました

橦木館のステンドグラス 1

By , 2010年7月22日 5:07 PM

 橦木館のステンドグラスは平成19年10月、橦木館を管理運営するNPO法人のメンバーが蔵の中から偶然発見したもので、11枚がベニヤ板で丁寧に包まれていたということです。戦時中に洋館から戦災を逃れるために外されたのではと、言われていますがこの家の元の持ち主も知らなかったそうである。昭和初期のアールデコ調の洒落たステンドグラスです。
 平成19年11月には補強用の木枠を取り付けて洋館2階に展示され、昨年7月17日のリニューアル時に元の位置にはめ戻され、華やかな橦木館として甦りました。今回リニューアル以前の橦木館、展示されたステンドグラス、はめ戻されたスデンドゲラスと3種類をご覧下さい。

リニューアル以前、橦木倶楽部として
オープンしていた頃です。
    リニューアル後元の位置に
   はめ戻されました。
蔵から発見された玄関ホールの
ステンドグラスです。木枠を取り付け補強の後平成19年11月、洋館2階で展示されました。

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